KAWASAKI Z1 レストア記 その17
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
Z1エンジンの腰下は組み上がり、シリンダーヘッドの
バルブの組立は完了いたしました。
新品の0.5mmオーバーサイズピストンに合わせて、
スリーブも打ち替えてボーリングいたしましたが、
コンディションを把握するために、測定しておきます。
まずはマイクロメーターで0.01mm単位でのピストンの
外径測定です。ほとんどのピストンは上部の外径は小さく、
下部のスカート部に向かって台形状に外径は大きくなります。
このピストンの場合は、スカート部の下端から5mmぐらいの
位置でレングス方向で測定いたします。
シリンダーの内径測定は、専用のシリンダーゲージで
これも0.01mm単位で測定いたします。
測定位置は、簡単に言うと、上部・中間部・下部の3カ所
を測定いたします。
さらに、スラスト方向・レングス方向も測定するので、
各シリンダーそれぞれ、6カ所づつ測定する事になります。
ピストンリングの合口隙間も測定して基準値より狭い場合は
合口の端面を削って調整いたします。
トップリング・セカンドリング・オイルリングそれぞれ確認して
いくので、けっこう手間がかかりますが、大切な作業です。
ピストンリングを組み付ける際は、裏表があります。
トップ・セカンドの違いは解りますが、それぞれ刻印が
ある方が、上向きになるように組み付けましょう。
この続きは、また今度・・・
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