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2018年9月 8日 (土)

KAWASAKI Z1 レストア記 その16

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

Z1エンジンのシリンダーへッドの組み付けです。

バルブステムガイドはエストレアのパーツを使用して

新品に交換して、バルブシート面は修正してあります。

Cimg4771

まずは、細かいガラスの粉の入った専用のバルブコンパウンド

という物で、すり合わせしていきます。

Cimg4776

再度、洗浄後に光明丹という朱色の染液で、当たりを確認

していきます。バルブ側のファイス面に薄く塗ってから、

バルブをはめ込み押し当てます。このときは、バルブを

回転させずに押し当てるだけです。これでヘッド側のシート面

に均一に光明丹が当たっているか確認です。

Cimg4785

再度、洗浄後にバルブを組み込んでいきますが、今回は

バルブスプリングも新品交換です。

ダブルスプリングで巻径の違う2つのスプリングですが、

スプリングの巻向きが右巻きと左巻きとあえて変えてあります。

合わせて組み込むために、動いているうちにお互いが

噛みこまないように考えられているんですね。

それから上下間違えないように組み付けてください。

ほとんどの場合は上になる側にペイントしてあります。

Cimg4791_2

バルブスプリングコンプレッサーという専用工具で、スプリング

を押さえ込んで、コッタを組み込んでいきます。

Cimg4793

組み込んだ後は、無理のないように2個のコッタが

カチ合わないように、隙間ができるように組み付けます。

Cimg4794

ちなみに、このコッタには、円型と角型が流通しております。

バルブステム部の溝の形を確認して、それに合った形状の

コッタを使用してくださいね。

このあとは、また今度・・・。










Cimg4791







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