KAWASAKI Z1 レストア記 その16
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
Z1エンジンのシリンダーへッドの組み付けです。
バルブステムガイドはエストレアのパーツを使用して
新品に交換して、バルブシート面は修正してあります。
まずは、細かいガラスの粉の入った専用のバルブコンパウンド
という物で、すり合わせしていきます。
再度、洗浄後に光明丹という朱色の染液で、当たりを確認
していきます。バルブ側のファイス面に薄く塗ってから、
バルブをはめ込み押し当てます。このときは、バルブを
回転させずに押し当てるだけです。これでヘッド側のシート面
に均一に光明丹が当たっているか確認です。
再度、洗浄後にバルブを組み込んでいきますが、今回は
バルブスプリングも新品交換です。
ダブルスプリングで巻径の違う2つのスプリングですが、
スプリングの巻向きが右巻きと左巻きとあえて変えてあります。
合わせて組み込むために、動いているうちにお互いが
噛みこまないように考えられているんですね。
それから上下間違えないように組み付けてください。
ほとんどの場合は上になる側にペイントしてあります。
バルブスプリングコンプレッサーという専用工具で、スプリング
を押さえ込んで、コッタを組み込んでいきます。
組み込んだ後は、無理のないように2個のコッタが
カチ合わないように、隙間ができるように組み付けます。
ちなみに、このコッタには、円型と角型が流通しております。
バルブステム部の溝の形を確認して、それに合った形状の
コッタを使用してくださいね。
このあとは、また今度・・・。
| 固定リンク
「ガッツカワサキ~各店つぶやきコーナー」カテゴリの記事
- ヘルメットのカスタムペイント(2020.03.12)
- TOPGUN GPZ900R(2020.01.26)
- TOP GUN マーベリック(2020.01.22)
- Z900RSのハンドル交換(2019.03.15)
- カワサキVN2000のワンオフフロントフェンダー(2019.03.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント