KAWASAKI Z1 レストア記 その19
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
Z1エンジンの組み立ての最終段階です。
ヘッドのスタッドボルトを規定トルクで締めつけてから、
カムチェーンを絡ませないように、ゆっくりクランキングして、
スムーズに動くことを確認いたします。
今回はカムシャフトジャーナル部のメタルは新品交換
しておきます。
カムタイミング合わせて組み付けてから、バルブクリアランス
を測定して必要であれば、シム交換をしながら調整して
いきますが、専用工具を使用することにより、カムシャフトを
取り外す事なくシムの脱着ができます。
シムの厚みはマイクロメーターで測定しながら選定していきます。
マニュアルではIN/EXのクリアランスは0.05mmから0.10mm
となってますが、クリアランスは大きめに調整した方が良いでしょうね。
今後走行距離が進んでいくと、バルブフェイス面が摩耗して
クリアランスは小さくなってくるからです。
シムには厚みが刻印してありますが、この刻印の面を
下側(リフター側)に向けて入れましょう。エンジンが回れば
カムフィール部はリフターに対して中央には無く、すこし
横にずらしてあるので、リフターと共にシムは回転しながら
動きます。
そのときに刻印が摩耗して見えなくなるからなんですよ。
ちなみに今回は、Z750ターボ用に採用しております、
カムチェーンテンショナーを流用していきます。
その後は、また今度・・・。
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