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2018年9月

2018年9月28日 (金)

ブレーキ鳴きの対策

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

ディスクブレーキでゆっくり・・・そ~っとかけると

ブレーキが鳴いてしまう事ありますよね。

原因の一つとして、人の耳に聞こえる周波数で

ディスクローターが細かく振動したり、周辺パーツが共振

するのだと考えられています。

ブレーキパッドの裏側にセラミックが貼ってあったり、

接触面を面取り加工したり、パッド裏にアンチスキールシム

を追加したりして対策してあります。

今回はディスク側で対策してみます。

Cimg5240

ホイールハブのディスクローターの取付け面を点検して

取り付け面が荒れていたり、汚れていたら綺麗に洗浄

いたします。とっても重要な箇所ですから丁寧に作業

いたしましょう。

Cimg5243

今回の車両はカワサキW650ですが、間にシムを挟み込んで

みます。これでディスクの振動の周波数が変わると良い

のですがテストしてみます。シムはZRX1200Rのパーツを

流用いたします。

Cimg5246

取り付けボルトは再使用せずに新品交換します。

締め付けトルクも大切は項目です。オーバートルクでの

締め付けは絶対だめですよ。

テスト走行してみると、ほとんど気にならなくなりました。

同じ悩みをお持ちの方は参考にしてみてくださいね。







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2018年9月26日 (水)

SAMURAIがYouTubeで紹介されてます。

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

SAMURAIが「With me の丸山さん」のビデオで

YouTubeで紹介されてます。

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https://search.yahoo.co.jp/video/search;_ylt=A2RCL6aF36pbkT4AVRGHrPN7?p=with+me+%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF+SAMURAI&aq=-1&oq=&ei=UTF-8

ぜひご覧くださいませ。

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2018年9月24日 (月)

KAWASAKI Z1 レストア記 完成しました。

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

Z1レストアが完成いたしまして、オーナー様に納車

させていただきました。

Cimg5258

車両が持ち込まれてから4ヶ月ほどお時間をいただきました。

Cimg5290

エンジンはフルオーバーホールしてシルバーのガンコートで

ピカピカになりました。キャブはCR29・点火系はウオタニ製を

チョイスいたしました。

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錆びてボロボロだったホイールリムは新品に、スポークは

ステンレス製に交換しました。フロントブレーキはダブルディスク

にいたしました。

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メーターもフルオーバーホールして、Km/hにギヤ変更

しました。もちろん0kmからスタートです。

Cimg5265

フレームも防錆コートしてからパウダーコーティングしました。

出来る限り使えるパーツは磨きこんで、それなりの年式相応

を装いました。

500km走ってオイル交換してから、キャブのセットアップが

必要なら再度メンテナンスいたします。

オーナー様はコイツのためにガレージを新築したそうです。

大切に乗ってくださいね。







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2018年9月21日 (金)

「SAMURAI」雑誌に載りました。

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

カワサキ Z900RS を弊社でカスタムした車両が

雑誌に掲載されました。

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その名は「SAMURAI」です。コンプリート車でも、

パーツのみでも発売しております。

Cimg5315

株式会社バイクブロスさん発行のロードライダー誌でございます。

みなさん立ち読みせずに、購入してお家でゆっくりご覧

くださいませ。10月・11月発売のその他の雑誌さんでも

次々と掲載されていきますので、おたのしみにね!




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2018年9月20日 (木)

KAWASAKI Z1 レストア記 その20

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

Z1レストアも間もなく完成でございます。

今回はCRキャブにパワーフィルターを装備いたします。

Cimg4992

一般的なパワーフィルターをステンレスバンドにて締め付けて

取りつけますが、取り付け部の寸法が浅くて、締めすぎると

簡単にポロリと外れてしまいます。

Cimg4995

締め付けバンドがキャブレータ側の奥までうまく入らない

事が原因なので、キャブレータ側を少し加工いたします。

Cimg5003

でっぱり部分をリューターなどで少し削ってやり、隙間を

大きくとってやります。

Cimg4997

取りつけた際にバンドがずれてこないように、パーツを

追加いたします。GPZ900Rに使われております、

キャブレータインシュレーターバンド(スプリングバンド)

品番 92081-1457 を一つのフィルターに2個づつ

使用いたします。今回は合計8個使用します。

Cimg4999

このように取り付けると、ステンレスバンドがずれてこない

ので、しっかり締め付けて取り付けられます。

同じ悩みをお持ちの方は試してみてくださいませ。













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2018年9月12日 (水)

KAWASAKI Z1 レストア記 その19

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

Z1エンジンの組み立ての最終段階です。

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ヘッドのスタッドボルトを規定トルクで締めつけてから、

カムチェーンを絡ませないように、ゆっくりクランキングして、

スムーズに動くことを確認いたします。

Cimg4885

今回はカムシャフトジャーナル部のメタルは新品交換

しておきます。

Cimg4896

カムタイミング合わせて組み付けてから、バルブクリアランス

を測定して必要であれば、シム交換をしながら調整して

いきますが、専用工具を使用することにより、カムシャフトを

取り外す事なくシムの脱着ができます。

Cimg4901

シムの厚みはマイクロメーターで測定しながら選定していきます。

マニュアルではIN/EXのクリアランスは0.05mmから0.10mm

となってますが、クリアランスは大きめに調整した方が良いでしょうね。

今後走行距離が進んでいくと、バルブフェイス面が摩耗して

クリアランスは小さくなってくるからです。

Cimg4902

シムには厚みが刻印してありますが、この刻印の面を

下側(リフター側)に向けて入れましょう。エンジンが回れば

カムフィール部はリフターに対して中央には無く、すこし

横にずらしてあるので、リフターと共にシムは回転しながら

動きます。

そのときに刻印が摩耗して見えなくなるからなんですよ。

Cimg4904

ちなみに今回は、Z750ターボ用に採用しております、

カムチェーンテンショナーを流用していきます。

その後は、また今度・・・。
















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2018年9月10日 (月)

KAWASAKI Z1 レストア記 その18

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

Z1のエンジンのピストンの組み付けをしていきます。

Cimg4824

ピストンピンは抵抗なくピストンの穴に入らないといけません。

ピストンを取り外す際に、ピンクリップの溝部分に傷やバリが

出来てしまうとピストンピンが入らなくなってしまう事もあります

ので、そんな時は800番ペーパーなどで細かく修正してください。

Cimg4825

手でグリグリ押し込むのではなく、縦にした際に自重で

ストン!と入って反対側に抜けてしまうぐらいでないとダメですよ。

Cimg4873

ピストンをコンロッドに組み込んでからシリンダーをはめ込む

のですが、シリンダーベースガスケットを傷付けず組み込む

ために私は、輪ゴムを使ってシリンダー側に仮止めしておきます。

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シリンダーをはめ込んで最後に輪ゴムを切ってやれば

ストレスなくガスケットも正規の位置へ持っていけます。

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ここまでくれば、あともう少しです。この後はまた今度・・・。













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2018年9月 9日 (日)

KAWASAKI Z1 レストア記 その17

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

Z1エンジンの腰下は組み上がり、シリンダーヘッドの

バルブの組立は完了いたしました。

新品の0.5mmオーバーサイズピストンに合わせて、

スリーブも打ち替えてボーリングいたしましたが、

コンディションを把握するために、測定しておきます。

Cimg4809

まずはマイクロメーターで0.01mm単位でのピストンの

外径測定です。ほとんどのピストンは上部の外径は小さく、

下部のスカート部に向かって台形状に外径は大きくなります。

このピストンの場合は、スカート部の下端から5mmぐらいの

位置でレングス方向で測定いたします。

Cimg4813

シリンダーの内径測定は、専用のシリンダーゲージで

これも0.01mm単位で測定いたします。

Cimg4815

測定位置は、簡単に言うと、上部・中間部・下部の3カ所

を測定いたします。

Cimg4816

さらに、スラスト方向・レングス方向も測定するので、

各シリンダーそれぞれ、6カ所づつ測定する事になります。

Cimg4818

ピストンリングの合口隙間も測定して基準値より狭い場合は

合口の端面を削って調整いたします。

トップリング・セカンドリング・オイルリングそれぞれ確認して

いくので、けっこう手間がかかりますが、大切な作業です。

Cimg4823

ピストンリングを組み付ける際は、裏表があります。

トップ・セカンドの違いは解りますが、それぞれ刻印が

ある方が、上向きになるように組み付けましょう。

この続きは、また今度・・・














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2018年9月 8日 (土)

KAWASAKI Z1 レストア記 その16

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

Z1エンジンのシリンダーへッドの組み付けです。

バルブステムガイドはエストレアのパーツを使用して

新品に交換して、バルブシート面は修正してあります。

Cimg4771

まずは、細かいガラスの粉の入った専用のバルブコンパウンド

という物で、すり合わせしていきます。

Cimg4776

再度、洗浄後に光明丹という朱色の染液で、当たりを確認

していきます。バルブ側のファイス面に薄く塗ってから、

バルブをはめ込み押し当てます。このときは、バルブを

回転させずに押し当てるだけです。これでヘッド側のシート面

に均一に光明丹が当たっているか確認です。

Cimg4785

再度、洗浄後にバルブを組み込んでいきますが、今回は

バルブスプリングも新品交換です。

ダブルスプリングで巻径の違う2つのスプリングですが、

スプリングの巻向きが右巻きと左巻きとあえて変えてあります。

合わせて組み込むために、動いているうちにお互いが

噛みこまないように考えられているんですね。

それから上下間違えないように組み付けてください。

ほとんどの場合は上になる側にペイントしてあります。

Cimg4791_2

バルブスプリングコンプレッサーという専用工具で、スプリング

を押さえ込んで、コッタを組み込んでいきます。

Cimg4793

組み込んだ後は、無理のないように2個のコッタが

カチ合わないように、隙間ができるように組み付けます。

Cimg4794

ちなみに、このコッタには、円型と角型が流通しております。

バルブステム部の溝の形を確認して、それに合った形状の

コッタを使用してくださいね。

このあとは、また今度・・・。










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2018年9月 7日 (金)

KAWASAKI Z1 レストア記 その15

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

Z1のエンジンオーバーホールで、トランスミッションも点検

いたします。ベアリングはすべて交換いたします。

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ベアリング関係は全て純正パーツが手に入るので安心ですね。

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各ギヤを分解して歯面や噛み合いドック部分を点検いたします。

スラストワッシャやクリップはすべて再使用せずに新品交換

いたします。

Cimg4601

カワサキ車に装備されています「ニュートラルアシストシステム」

って言うんでしょうか・・・車両停止時はチェンジペダルを

一旦ローギヤまで落とすと、いくらペダルをかき上げても、

セカンドギヤに入らずにニュートラルしか入らない機能に

なってます。
Cimg4604

これは小さな3つの鉄球がアウトプットシャフト側の一つの

ギヤの中に仕込まれており、アウトプットシャフトが回って

いないと(車体が停車していると)、その3つの鉄球の

いづれかが重力で落ちて、シャフトに刻まれた溝に

はまり込んでそれ以上スライドできなくしています。

いわゆるセカンドギヤにシフトアップできなくしています。

Cimg4608

ローギヤで走り出して、アウトプットシャフトが回り出すと、

遠心力で3つの鉄球はギヤの奥に隠れこんでしまうので、

セカンドギヤにシフトアップできるようにギヤがスライドできる

ようになります。

う~~ん・・・文章での説明が難しい・・・・・・・










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2018年9月 6日 (木)

KAWASAKI Z1 レストア記 その14

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

Z1レストアで車体関係は、ほぼ出来上がってきましたので

エンジンのリペアをレポートしていきます。

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今回はシルバーエンジン仕様です。通常はウエットブラストだけ

なのですが、ガンコーティングでアルミ地っぽい色でシルバーの

7分艶で仕上げてみました。

Cimg4580

パウダーコーティングより塗膜は薄いので質感は良いですよ。

ヘッドカバーの両サイド部はバフ加工です。

Cimg4586

ガンコーティング後にエアブローしてしっかりとブラストの粉を

噴出して、さらにすべてのネジ穴をタップで確認していきます。

手間はかかりますが、組み立てる際にトラブルなく

組み上げるには必要な工程なんですよ。




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2018年9月 3日 (月)

KAWASAKI Z1 レストア記 その13

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

このところメチャクチャ忙しくて、レストア記を更新できませんでした。

久しぶりに進行具合のご報告をいたします。

Cimg4709

マイル表示で文字盤も色あせていましたので、リペアいたしました。

スピードメーターは当時の文字盤で距離計の窓は斜めカットの

貴重品です。

Cimg4680

岡山県のクラフトビーさんで、キロ表示の文字板にしてもらって、

距離計ギヤもすべてキロ用に交換してもらいました。

エンジンもフルオーバーホールしていますので、0kmに戻して

もらいました。

メーター本体の取付けは適度に振動を吸収できるようにゴムダンパー

で微調整して取り付けます。さらにケーブルも新品交換ですが、

中の芯線の長さにも注意して取り付けます。

Cimg4707

ヘッドライトは少しでも明るくしたいので、マーシャル&LEDバルブ

のパーツをチョイスしました。

この続きはまた今度・・・。



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