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2018年5月13日 (日)

KAWASAKI Z1 レストア記 その1

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

KAWASAKI Z1 のエンジンを分解して、今現在のコンディション

を確認していきます。

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海外から持ち込まれた車両ですので、ODOメーターの走行距離は

あてになりませんが、けっこう走りたおしている感じです。

Cimg2095

バルブはスタンダードなのですが、ステムガイドも摩耗して

バルブはガタガタです。とうぜんバルブ・ステムガイドは交換

ですが、たぶんオーバーサイズのステムガイドが必要になりそうです。

ちなみにバルブクリアランス調整用のシムは2.50~2.70ぐらいが

入っていましたので、バルブシート面の修正だけで、

シートリング交換はしなくても良さそうです。

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バルブスプリング下部にあたるシートワッシャーがなぜだか?

2枚ずつ入っていました。カムシャフトはノーマルですので

スプリングの強化する必要もないのですが・・・

なんて粗い組み付けなんでしょう?

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ピストンはスタンダードサイズが入っています。オイルリングの

タイプからして最近リペアした感じはなく、古い物だと思います。

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それより、スリーブが常温で抜けてしまいます。

そりゃ調子悪いですよね。

Cimg2113

海外から持ち込まれた車両はオイルパンが加工してあったり

オイルポンプが加工してあるものも良く見てきましたが、これは

スタンダードです。ちょっと安心!!

クランクケースの合わせ面には2種類のシール剤が付着しており

最低1回はクランクケースを分解しているという事ですね。

各部洗浄・測定・点検して、まずはエンジンペイントを含めた

お見積りを出してみます。シリンダーフィンが3枚ほど割れて

いますし、各部ねじ山もつぶれていますので、それも修正

いたしましょう。






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