キャブレータO/H その6
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
キャブレータO/H最終回でございます。キャブレータを車体に装着してエンジンをかけながら最後の調整でございます。多気筒エンジンの場合は各気筒の同調を調整いたします。インテークマニホールドの負圧を測定しながら、スロットルバルブ(バタフライ)の開き具合を微調整いたします。
各気筒の負圧を測定いたしますと・・・こんな感じでバラバラになっています。スロットルケーブルが3番キャブにつながっているならそれが基準になります。となりの2番キャブのスロットルバルブ開度を各キャブを連結している部分のアジャストスクリューで調整いたします。そして、2番から1番または3番から4番を順次合わせていきます。
同調の調整中にアイドリング回転が変化する場合がありますので全体の吹け上がり方なども見ながら調整していきます。このとき、アジャストスクリューは締め込みながら調整するのではなく、緩める方向で調整していきましょう。なぜならアジャスト部分にスプリングが付いており、常にこのスプリングが伸びようとする力がかかっていますので、締めこんで(スプリングをちじめる方向)調整すると知らない間にすこし戻ってしまうからです。
同調調整が終わりましたら、軽くスロットルを開け閉めしてみて、負圧のかかり方や調整が狂ってこないかをチェックしてから、最後にパイロットスクリューでアイドリング時のエアもしくは混合気の微調整をしてすべて完了です。これで生き返りました。
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