知っていました?その18 バルブステムのガタ
こんにちは、プレジャーの店長です。
本日はシリンダーヘッドのバルブのメンテナンスです。30,000kmぐらい走行いたしますとバルブにカーボンも堆積しますし、ステムガイドが磨耗してバルブにガタができて、バルブのシール性が悪くなりエンジンの性能低下になります。バルブフェイス面やシートリングの磨耗やカーボンのかみ込みなども確認いたしますが、今回はステムのガタのお話です。
まずは、シリンダーヘッドのカーボン落としとバルブ本体のカーボンを取り除きます。バルブ本体のカーボンは意外に固くこびり付いていますので、バルブをボール盤にセットしてペーパーで丁寧に削り落としていきます。その後に、まずはバルブとガイドのクリアランス測定(振れ測定)をします。簡単な方法ではありますが、このデータで良否の判定をいたします。ダイヤルゲージにてガタつき寸法をとり、規定値以外はステムガイドの打ち替え・バルブの新品交換をいたします。
車種によって測定値は違いますが、ZZR1100の場合のガタ付きは インテーク0.02~0.07mm エキゾースト0.06~0.11mmです。いままで何十台もオーバーホールしてきましたが、普通は30,000kmぐらいでは問題ありません。そうは言っても測定してみて必要があれがメンテナンスが必要ですね。
バイクブロスさんに弊社の記事が載っています。よろしければご覧くださいませ。
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