知っていました?その21 バルブスプリング
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
昨日のつづきでございます。バルブとヘッドをきれいに洗浄して組み付けていきます。その時にステムガイドのオイルシールは新品に交換いたしましょう。シリンダーヘッドを分解したときしかできませんからね。
ZZR1100の場合はバルブスプリングは一つのバルブに2本づづあります。ダブルスプリングで大小2重になってます。大きいほうのスプリングの中に小さいほうが入るのですが・・・スプリングの巻き方が大きいほうが右巻きで小さいほうが左巻きになっているんですよ。作動時にスプリングどうしが噛み込まないように考えてあるんですよ。
それから、プログレッシブスプリングで巻き方に変化を付けてあります。下のほうが密巻きで上のほうが粗巻きになっているでしょ。これは、スプリングのサージング現象をおさえる役目があるんですよ。サージング現象とは一定のスピードでスプリングが伸縮をつづけると、共振しはじめて正確に動かなくなり、踊りだすことなんです。ピストンの上下運動に合わせて正確にバルブを動かさないと・・・ピストンとバルブが干渉してしまいますからね。
明日から3日間は九州弾丸ツーリングなので、ブログもお休みさせていただきます。
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