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2014年8月22日 (金)

知っていました?その4 ディスクローター

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

本日はブレーキディスクローターのお話です。ローターは安定した制動力を維持するためには、熱が加わったときに放熱性の良さや熱による歪みが起きないようにしなくてはいけません。そこで、近年はフローティングタイプが主流でございます。一般的にフロントに採用されておりますタイプで7~10個ぐらいのピンでインナー(ホイールに付いている側)とアウター(実際にブレーキパッドがあたる側)が固定してあるものです。

たとえ熱で歪んだとしても、このフローティングピンで歪みを吸収してくれるんです。冷めた後に歪が残らないように工夫してあります。安定した制動力を確保するにはディスクローターの厚みが必要です・・・でも放熱性が悪くなるので・・・最近はペタルディスク(花びらタイプ)が採用されております。ディスクの穴が開いているのもすこしでも表面積を増やして冷却効率を高める工夫なんですよ。

ディスクに開いた穴の中の空気が、ブレーキパッドで挟み込まれて一瞬で熱膨張して音に変わってしまいますので、パッド側にもスリットを入れて圧抜きをしていたりしてるんですよ。

Imgp0206

これは、GPZ900Rのフロントで、厚さ4mmで通常のフローティングタイプです。

Imgp0209

こちらは、2007モデルのZ1000です。厚みは6mmでぺタルタイプのフローティングです。

制動力を左右するものには、まだたくさんの要因があります。ディスクの外径・材質・ブレーキキャリパーの容量や性能・・・・・今日のお話はほんの一例でございます。

バイクブロスさんに弊社の記事が載っています。よろしければご覧くださいませ。

http://www.bikebros.co.jp/vb/sports/sfeat/pleasureshop/

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