ブレーキピストンシール
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
ブレーキレバーを握るとブレーキフリュードに圧力がかかりブレーキキャリパーのピストンが動きますよね。ブレーキパッドがディスクローターを挟み込むように動くのは油圧でピストンが動かされるって事はお解かりですよね。では、レバーを離した時にはなぜ?ピストンは元の位置に戻るのでしょうか?
ブレーキキャリパーを分解したものですが、右下に写っている黒くて太くOリング状の物が「ピストンシール」で細いのが「ダストシール」です。
油圧がかかるとピストンは押し出されます。その時に弾力性の高いピストンシールは歪んで変形いたします。ブレーキパッドが減ってしまい、ある一定の歪量を超えると・・・「ズズッ」とずれるようにピストンが動きます。
ブレーキレバーから手を離すと、変形したピストンシールが元の形に戻ります。別にスプリングなどで戻しているのではないのです。この一定の歪変形分でブレーキをかけていない時のパッドとローターの隙間を管理しています。
そこで、このピストンシールが劣化して硬くなったりしたら・・・当然ピストンの戻りは悪くなりますよね。だから定期的に交換などのメンテナンスが必要なんですよ!
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