ZZR1100Dエンジンメンテ その6
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
ZZR1100Dエンジンメンテの続きでございます。腰下も組み上がり、ヘッドも組みあがりましたのでシリンダーを組み込んでいきます。その前に新しいシリンダーとピストンを組み込みますので念のためにシリンダー内径とピストン外径を測定しておき正常値かどうか確認いたします。
今回新品のピストンを測定しましたら、75.925mmと75.920mmがそれぞれ2個づつでしたので、熱のこもりから方から考えて小さい方のピストンを2・3番シリンダー(内側)にいたします。
さらに、ピストンリングの合口すきまも確認しておきます。各シリンダーのトップリングとセカンドリングをそれぞれ測定いたします。新品だからといって信用せずに念の為の確認です。修正が必要ならしておきます。
組み付け前には、シリンダーの位置決めのカラーなども確認しておきます。今回は歪んでいる物がありましたので交換です。ひじょうに大切な部品ですこしの歪でシリンダーが正確な位置にセットできなくなるので、私はいつも新品に交換いたします。
ピストンをコンロッドにセットしてから、シリンダーをはめ込んでいきますが、そのときにベースガスケットが意外に邪魔なんですよね・・・。わたくしは、シリンダー側に輪ゴムを利用して仮止めして作業いたします。最後に輪ゴムを「プチッ」って切るだけですから楽に作業できます。
シリンダーヘッドの締め付けは数回に分けて少しづつ規定トルクまでもっていきます。あせらずに慎重にね・・・後は、カムシャフトを組み込んでバルブクリアランスのシム調整ですが、この後はまた後日・・・。
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