シリンダーのキズの原因は・・・。
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
今年に入ってから、ぼちぼちと作業を進めておりますZ1100Rのエンジンメンテナンスですが、エンジンが不調で入庫いたしました。点火系やキャブレータをチェックいたしましたが、未だに不調です。オーナーさま曰く「エンジンオーバーホールしたばかり・・・」という事ですが、再度点検を兼ねてエンジンを分解する事にいたしました。
エンジンオーバーホールしたばかりなので、ピストンやシリンダーは綺麗なのですが・・・1本のスリーブに深い縦キズがあります。なぜ?
これは正常に組みつけられたピストンリングです。
そしてこれが違和感ある組み付けです。一番下のオイルリングをよ~~く見比べてください。
オイルリングを取り外してみますと、エキスパンダリングの一部が破損しています。写真では右側の端っこが折れているのが解かりますか・・・。
こんな感じで重なり合って組みつけられたのでしょうね。そのために右側の端っこが破損したのでしょう。では・・・その破片はというと・・・。
ありました!ピストンに刺さってました(笑)。今回この組み込みミスによりシリンダーがえぐれてしまったのですね。1本だけ再度スリーブの打ち換えとボーリングが必要になりました。こんな組み方では、まだまだミスがありそうですのですべて分解点検していきます・・・。
| 固定リンク
「ガッツカワサキ~各店つぶやきコーナー」カテゴリの記事
- ヘルメットのカスタムペイント(2020.03.12)
- TOPGUN GPZ900R(2020.01.26)
- TOP GUN マーベリック(2020.01.22)
- Z900RSのハンドル交換(2019.03.15)
- カワサキVN2000のワンオフフロントフェンダー(2019.03.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント