チョークとスターターの違い
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
今朝は名古屋でも積雪があり、お店の前を雪かきしております。幹線道路に雪は積もっていませんが、場所によっては歩道などは真っ白です。こんな状況でもお店の前を走っていく車のほとんどは・・・夏タイヤ?・・・雪道の恐ろしさを知らない名古屋人・・・このまま夕方になり路面が凍ってしまったらどうするんだろうね?
さてさて、昨日の続きです。キャブ車では、エンジンが冷えているときに始動する際に「チョーク」を作動させますが、いったいチョークとは何でしょうか?
アクセルワイヤーで動くスロットルバタフライバルブとは別に、もう一つ手元にあるチョークレバーで動くバタフライバルブがあります。写真では手前の開いているのがチョークバルブで、その奥で閉じて見えるのがスロットルバルブです。チョークバルブはエアクリーナー側に近いほうにあります。
スロットルバルブは、アクセルをあけると開きます。しかしチョークバルブは通常は開いたままになっています。そこでチョークレバーを動かすと、写真のように閉じるのです。ではどんな仕事をするのでしょうか?
エンジンが動いて、ピストンが上下すればインテークマニホールドには負圧が発生します。その時に強制的にこのチョークバルブを閉じてやり、より大きな負圧にしてやります。すると、キャブレータのチャンバー室のガソリンがたくさん吸いだされて結果的に濃い燃料をエンジンに送る事になるのです。
チョークを引いたまま、アクセルを開けてエンジン回転を上げると、チョークアンローダー機能があり、チョークバルブは開きますが、やはりチョークはエンジン始動時だけ作動させたほうが良いですね。
そこで、スターターバルブと言われるものがあります。キャブレーターに直接付いているプランジャーを引っ張るタイプは、ほとんどのものはスターターバルブタイプです。これは、スターターを引いて、通常とは別の通路を開けてやり、開いたときだけ一時的に濃い燃料を送るようにしています。コノ機能にはアンローダー機能がなく、スターターを開いたままで走行すると、常に濃い燃料を 送り続けているのでだんだん調子が悪くなります。走行時はスターターバルブが全閉になるように戻っている事を確認してくださいね。
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