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2014年2月12日 (水)

シリンダーの磨耗の確認

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

今日はシリンダーの確認です。まずは、ピストン外径とシリンダー内径の測定をいたします。

Dscf8815

ピストンの外径測定は、マイクロメーターにてスカートの一番下から10mmほど上の箇所を測定いたします。測定の結果は、4気筒すべてのピストンはほとんど磨耗はみられませんでした。

Dscf8821

シリンダーはダイヤルゲージとシリンダーゲージを使用して、縦方向と横方向で、スリーブの上・中・下の位置をそれぞれ6箇所測定いたします。ほとんどの場合は、縦方向の上部が一番磨耗しております。今回は基準値は外れているのですが、使用限界値は越えていませんしスリーブの異常熱変形もみられませんし、オーナー様のご予算からしてそのまま使用する事にいたします。

Dscf9038

4番シリンダーの爪で引っかかるぐらいのキズがあります。とりあえず1000番の耐水ペーパーで軽く修正しておきましょう。

Dscf9048

シリンダーにキズがある場合は当然ピストンにも原因があるはずです。注意してピストンを点検いたしますと、ピストンに異物が混入して焼きついていますので、コレは除去していきます。明日はピストンリングの点検です。

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