バルブクリアランスのお話
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
エンジンの組み付けも大詰めです。バルブクリアランスを調整しましょう。
このエンジンの場合は、カムシャフトのカム山が直接バルブの上部を押すタイプになりますので、バルブ上部にあるリフターのシムの厚みを調整して、正規なクリアランスを作ります。
一般的にバルブクリアランスは熱膨張を考慮してインテーク側よりエキゾースト側を大きく取ります。しかしカワサキのZ750ターボのエンジンなどはインテークバルブの方が熱を持つので、インテーク側の方がクリアランスを大きく取るモデルもあります。今はバルブの材質もよくなっているので比較的基準値は昔のエンジンより狭いものが多いですね。サービスマニュアルのクリアランス値が0.05~0.10mmなんて書いてある場合は、私は0.10mmに合わせます。なぜならエンジンを回せば回すほど・・・正常なエンジンであれば、バルブフェイス面が磨耗してバルブは付き上がってきてクリアランスは狭くなってくるからです。オイル管理が悪くてカムシャフトなどが磨耗するとクリアランスは広くなってしまいますが、それは異常ですのですぐにリペアメンテナンスが必要ですものね。
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