不思議?バルブの曲がり・・・。
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
先日からZ1100Rのエンジンをメンテナンスしております。エンジン不調で入庫いたしました。オーナー様に話を聞くと、15年以上動かしていないエンジンで、キャブレーターは何度もオーバーホールし、エンジンは始動しますが調子が悪いとの事です。当店でもう一度キャブレーターをメンテナンスしましたが、やはりアイドリングすらできない程調子が悪いんです。
エンジンの圧縮圧力を測定しますと、2・3番シリンダーの圧縮圧力が上がってきません。とうぜんヘッドを開けてみることにして分解してびっくり!ピストンが綺麗なんですよ!オーナー様にまたまた話を聞くと、15年ほど前にエンジンをオーバーホール(シリンダー・ピストン・バルブなど)した後にお蔵入りしたそうです。エンジンオーバーホールしてから動かしていないんですね。
さらにエキゾーストバルブが曲がっています。閉じているはずのエキゾーストバルブを燃焼室側からライトを照らすと光がもれてきます。
バルブを取り外して光明丹で当たりを確認すると、やはりバルブフェイスは全周当たりません。なぜ?こうなったのでしょうか?
エンジンをオーバーホールしてバルブとバルブステムがなじむ前に動かさなくなり、そのままバルブがステム部分で固着したのでしょうね。15年ぶりに動かした際に、バルブが正確に動かずにピストンと干渉してバルブが曲がったのでしょうね。ピストンをよく観察すると確かにキズはあります。もう一度全部やり直しのオーバーホールになりますね・・・。
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