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2014年2月 6日 (木)

キャブのスモールパーツの点検

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

昨日の続きでCBのキャブのオーバーホールのお話です。キャブクリーナーで細かいパーツも綺麗にしましたので、各パーツの点検をしていきます。

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パイロットスクリューは先端の細いテーパー状になった部分が重要なのです。スロットル全閉時に霧化した燃料の流量を決めるもので、0.8mmピッチのスクリューを4分の1動かすだけでコンディションが変わります。先端が0.2mm出たり入ったり動くだけというシビアなものでエンジンのコンディションが変わりますから少しの汚れも許されません。

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ニードルとジェットニードルはメイン系の霧化した燃料の流量を決めるパーツです。距離を重ねている車両はコレが編磨耗している事が多く、少しでも磨耗があればセットで交換です。キャブレーターのパーツの中で一番大切なパーツだと思っています。

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フロートとフロートバルブはキャブレータチャンバー内のガソリン油面の高さを一定に保つために、これまたシビアな物です。近年はフロートバルブのシール部分の先端はゴム製なので磨耗はほとんどありませんが、フロートバルブがフロートに当たる部分が磨耗している場合が多いんです。写真ではオレンジ色にみえる樹脂製のフロートが「ポツッ」と磨耗しているのが解かりますか?

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各パーツを点検して必要であれば交換して、組み付けていきます。それは、また明日ね。

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