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2014年2月 9日 (日)

キャブの同調

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

キャブレーターをオーバーホールしましたので、最後に車体に取り付けてエンジンを始動して同調調整をいたします。

Dscf9102

エンジンを始動して各気筒のインテークマニホールドの負圧を測定してスロットルバルブの開閉具合を4気筒合わせます。スロットルバルブが開けば負圧は下がります。CBのエンジンの場合はシリンダーヘッドのインテークマニホールド部分にメクラ蓋がありますので、そこに測定用のノズルを取り付けます。

Dscf9103

調整前はこんな感じでバラバラの値になってますね。

Dscf9105

スロットルバルブの開度調整は各気筒のキャブレーターの間にあります。CBの場合はスロットルケーブルは2番キャブのスロットルバルブにつながっています。1番キャブは2番に合わせます。3番キャブも2番に合わせ、4番キャブは3番に合わせます。スクリューで微調整しますが、ネジのバックラッシュ分を考えて、スクリューは一度締めこんでから緩める方向で負圧計を見ながら調整していきます。

Dscf9111

4気筒合わせてから軽くスロットルを動かして変な動きがをしないかチェックいたします。距離を重ねている車両はスロットルバルブのシャフトが磨耗していて変な動きをするものもあります。後は、サイレンサーに排気ガス濃度を測定する為のCO/HCメーターのプローグを差込み、アイドリング時の排ガス濃度を測定します。メーターの数値を見ながら、パイロットエアスクリューを調整して、レスポンス良くエンジンが回るか・エンジン回転の戻りが良いかチェックしながら細かく微調整していきます。これだけの事でたのしくライドできますよ。

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