メタルの焼きつき その3
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
昨日の続きで、ZZR1400のクランクメタルの焼きつきのレポートでございます。クランクシャフトのクランクピンはキズがありましたので新品に交換で、コンロッドは再使用して、コンロッドのメタルを選択いたします。
クランクシャフトとコンロッドにはメーカーが測定した寸法がマーキングしてあります。クランクピンの外径とコンロッド大端部の内径の寸法です。サービスマニュアルを見ながら、そのマーキングを参考に、まずは基本になるメタル(3種類の厚みが設定されています)を選択いたします。
オイルクリアランスの確認をするには、プラスチゲージという柔らかい紐状の専用ゲージを使います。
プラスチゲージを挟み込み一度コンロッドを仮組みいたします。この時にコンロッドを動かさないように気をつけましょう。
そっとコンロッドを取り外して、プラスチゲージのつぶれ具合を確認いたします。
専用の測定ゲージでつぶれた幅を確認いたします。オイルクリアランスが狭いと幅広くつぶれます。規定値は0.048mm~0.086mmですので、今回の測定結果はOKです。もし規定値から外れているようなら厚みの違うメタルを組み込み再度測定確認いたします。すべてのメタルを確認して、今度は同じ事をクランクシャフトメインジャーナル部とクランクケースの間のメタルを5箇所確認いたします。細かい作業ですがとっても大切な確認作業なのです。
明日はコンロッドの組み付けです。
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