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2013年9月 5日 (木)

大切なオートバイが水没したら・・・

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

名古屋は昨日の夕方から豪雨が続きまして、各地で洪水の被害が出ております。今朝から水没したオートバイの対応に追われております。

みなさま、大雨での水害はありませんでしょうか?被災された方には、何と言って慰めたらいいか言葉を失います。また、心からお悔やみ申し上げます。今回は水害で大切なオートバイが水没したら・・・のお話です。

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水没すると、イグニッションキー(電源)を入れてないのに、ヘッドライトやテールランプがかってに点灯したり、急にホーンがなったりします・・・電気ショートしている場合が多いですから、注意が必要です。水が退いたら、電気ショートして燃えてしまうことも、多いに考えられますよ。

大切なオートバイが水没したら・・・どこまで、水没したのかケースバイケースですが、水が退いたらすぐにでも対処しましょう。まず最初にバッテリー端子をはずしてください。そして次は、たいがいの場合は泥水や汚水ですので、いたるところがドロドロ・ベタベタ・ネチネチになっています。みるみるうちに錆びてきますので、すぐに洗車です。この時絶対にエンジンをかけようとしないでください。絶対ですよ!!

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エンジンオイルを抜いてみて、水が混入している場合は重症です。マフラー出口より上に水が来た場合はエンジン内部に水が入ってしまいます。エアクリーナーを取り外して、マフラーを取り外して、それぞれ点検して必要であれば、洗浄してください。キャブレーター、燃料タンク内も点検してください。タンクは”あっ!”という間に錆びますから、要注意です。

オイルの中に少量の水の混入であれば、エンジンをオーバーホールしなくてもいいでしょうが、たっぷり入っている場合はすぐにでも、分解洗浄します。速攻ですよ!!

メーターやECU・スターターモーター・電動ファンなどは水に沈むとまず修復不可能ですので、思い切って新品交換が必要です。FI車はハーネスも交換です。あと・・・シートのスポンジも水がしみこんでいますので、しっかり乾かさないとカビが生えます・・・言い出したらきりがありません。

とにかく、メンテナンススピードが大切です。4サイクルエンジンは再生率が高いですが、残念ながら2サイクルエンジンはあきらめていただく場合が多いですね。

とにかく水害にあわぬように、できるだけ高いところに駐車するようにしてください。としか言えません。

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