バルブタイミングのお話
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
本日はバルブタイミングのお話です。レース用のカムシャフトなんかを購入すると、BTDCとかABDCとか書いてありますよね。あれはバルブが開き始めるタイミングや閉まりきるタイミングのことなんですよ。
例えば、BTDC30°というのはビフォアートップデットセンタ30°と言って上支点前30°と言う意味です。ABDC60°はアフターボトムデットセンタで下支点後60°と言う意味なんですよ。
それでは問題です・・・BBDC45°とATDC55°はどうでしょうか?答えは最後に・・・・・
それから、バルブタイミングに補足して1mmなんて書いてある場合がありますが、バルブが動き始めるタイミングを正確に読めないので、バルブが1mm動いた(リフトした位置)状態で測定してくださいという意味なんです。
またDURATION(デュレーション)といってバルブが開いている角度を示しています。ハイカムと一言にいっても、ハイデュレーションカム(一般的にTYPE1)長い時間バルブが開いているものと、ハイリフトカム(一般的にTYPE2)バルブの開く量が大きいものがあります。TYPE2はバルブの動く量(リフト量)が大きいので、必ずバルブスプリングも強化しないといけないんですよ。なぜバルブスプリングを強化しないといけないかは、通常より多く開いているバルブをすばやくカムフィールに沿って戻すには、強いスプリングが必要なんです。
せっかく良いカムシャフトでも指定のタイミングで動いてなければ意味ないですから、時間はかかりますが丁寧に調整していきます。
答えです↓
BBDC45°・・・下支点前45°/ ATDC55°・・・上支点後55°
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