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2012年11月

2012年11月30日 (金)

W800チューニング その35 ツーリーディングシューの調整

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800スペシャルマシンでフロントをドラムブレーキにいたしましたが、ツーリーディングシューが左右に装備されています。ツーリーディングとは・・・ブレーキ作動時に2個のブレーキシューが回転するドラムの内側に食い込むように作用するもので、ブレーキシューを動かすためのカムがそれぞれのブレーキシューに付いています。今回は右にツーリーディング・左にツーリーディングでフォーリーディングとでも言うのでしょうか・・・。

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2個のブレーキシューが同じようにドラムに当たるように調整することが必要です。この微調整でブレーキの効きが左右されます。

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まずは、2個のカムを連結しているロッドが軽く動く位置から少しだけ短くした状態で固定いたします。そうすると、ブレーキワイヤーが付いているファーストカムよりロッドで動くセカンドカムの方がすこし遅れて動く様にセットするのです。

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次に、ブレーキワイヤーの付いているファーストカムをブレーキワイヤー側で調整いたします。ホイールを回しながら・・・ブレーキシューが引きずる寸前に調整いたします。回転させたホイールに耳をすませて引きずり音を確認しながらの作業になります。このときにセカンドカムはすこし遅れて動くのでセカンドシューは引きずりません。

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次に、先にほんの少しだけ短くセットしたロッドを伸ばしながら、今度はセカンドカムを動かしてブレーキシューが引きずる寸前に調整いたします。コレを左右のブレーキパネルで行います。最後に左右の同調作業を行い完了です。深く考えずにやれば、意外に簡単にできますよ。

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2012年11月29日 (木)

W800チューニング その34 トルクロッド作成

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800スペシャルマシンの作成も大詰めになりました。ドラムブレーキのトルクロッドの製作です。一度設計したものを強度計算してみました。材質はアルミ2017を使用したのですが、解析の結果は安全率0.61という残念な結果になりました。法規上における制動部品の安全率は1.6ですので、その半分にも達しませんでした。そこでもう一度設計し直しました。

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今度は、完璧です!黒いアルマイトのかかっているパーツはフロントフェンダーに共締めするブラケットです。このパーツは安全率2.77です。また、シルバーアルマイトのトルクロッドは安全率7.21でこれまた完璧です。

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これで安心して乗っていただけますね。

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2012年11月28日 (水)

W800チューニング その33 ペイント

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

新車W800グリーンをグリーンにペイントいたしました。すこ~しだけ淡いグリーンにしました。

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たぶん・・・見比べないと解からない程度なのですが・・・

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前後のフェンダーも合わせてペイントいたしました。センターにブラックラインをいれました。たぶんこのW800は、他のW800オーナー様からすると、何じゃこりゃ?って車両でしょうね!シルバーエンジンなのにシリンダーだけブラックだったり、キックペダルが付いていたり・・・

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2012年11月26日 (月)

W800チューニング その32 キックでエンジン始動!

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800スペシャルマシンの製作も大づめになりました。W650のミッションに一部交換して、キックペダルを付けました。とうぜんステップ廻りもW650にしてあります。さて・・・インジェクションモデルで、デコンプの付いていない重たいキックのクランキングスピードでエンジンがかかるのか?当初は「遅いクランキングスピードでは、ECUが反応せず、インジェクターからの燃料吐出ができずに、エンジンはかからないでしょう・・・」という事でしたが、やってみなければ解かりません!

という事で、エンジン分解までして大金かけてチャレンジしました。エンジンがかからずに「飾りのキックペダル」になったら、ご注文いただいたお客様になんて言ったらいいのか・・・

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デコンプが付いていないので、とってもキックペダルが重いです!バーチカルエンジンで左右のピストンは同時にピストンが上死点に上がってきます。どちらか片方のシリンダーが圧縮上死点になります。

すこしずつキックペダルを踏み込み、圧縮上死点をすこしだけ越えたところにします。そこから!全体重をかけてペダルを踏み込みます!!このときは「エンジンかかりますように・・・」と力いっぱい最後まで振り下ろします。

「バババッ!!・・・ブルブリブリ・・・」

エンジンかかりました!感動です!オーナー様はいろんなバイクに乗ってらしたので、コツをつかむのも早く、なんなくエンジンかけてしまいます。よかったです!

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2012年11月25日 (日)

W800チューニング その31 フロントフォークアウター

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のフロントブレーキをドラム化いたしますので、フロントフォークアウター右側のブレーキキャリパーブラケットは必要なくなりました。という事で削り取りましょう。

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まずは、おおまかに切り取ります。そこからベルトサンダーで削りますが、気をつけないと削りすぎてへこませてしまいますので、慎重に・・・

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最後の仕上げは、オービタルサンダーという広い範囲をまんべんなく仕上げる工具で削ります。あとは・・・またパウダーコーティングをして組み付けます。

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すっきりしましたね。

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2012年11月24日 (土)

W800チューニング その30 リヤショックアブソーバー

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のリヤショックアブソーバーをオーリンズに交換いたします。

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メッキのチェーンケースに少~~し干渉いたしますので、鉄製のチェーンケースを干渉する部分だけ少しへこませます。

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あとは、オーナー様に乗車していただき、初期のスプリングのイニシャル調整いたします。乗り心地は最高ですよ!軽加重の際にはソフトな感じで街乗りでは疲れません、さらに重加重の際にはコシがあり特に高速安定性が良くなります。

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2012年11月23日 (金)

W800チューニング その29 ヘッドカバーのバフ加工

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のヘッドカバーもバフ加工いたしました。ピカピカ・チカチカにはせずに、純正のクラッチカバーみたいな感じでバフ加工です。

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え?ノーマルじゃないの?って感じでしょ!でも良く見ると・・・キックは付いてるし・・・シリンダーは黒いし・・・たぶんW800オーナー様じゃないと気がつかないでしょうね(笑)。

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2012年11月22日 (木)

W800チューニング その28 バルブタイミングの確認

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のエンジンの組み立ての最終段階です。バルブタイミングの確認でございます。

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まずは、プラグホールからダイヤルゲージにてピストンヘッドをとらえます。

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クランクシャフトにタイミングホイールを装着して、上死点に手作りの目安の針をあわせます。

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さらに、バルブリテーナー上部にもダイヤルゲージをIN/EXにそれぞれ設置いたします。

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この状態で、クランクシャフトをゆっくりと正回転させて、データー通りにクランクシャフト回転角度でバルブが、開き始めるか・閉じるかを確認していきます。けっこう大変な作業になります。

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2012年11月21日 (水)

W800チューニング その27 キック付けました。

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800にキックを付けてみます。ステップ周りもW650にしないといけないので、けっこう高価なカスタムになります。

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クランクケースも分解して、ミッションギヤも幾つかのギヤをW650用に交換します。簡単にキックペダルを付ければ良いという事ではありません。

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とりあえず形になりましたが・・・デコンプが付いてないので、キックがとても重くて勢い良く振り下ろせません。まだ組み付け途中ですので、エンジンがかかるかどうかは、またご報告いたします。

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2012年11月20日 (火)

W800チューニング その26 バルブクリアランス調整

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のエンジンがチャクチャクと組み上がっております。バルブクリアランスの調整です。

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シクネスゲージで隙間を測定いたします。

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規定値からはずれている場合は、ロッカーアームを横にスライドさせて、シムを取り外します。隙間が小さければ・・・薄いシムに。隙間が大きければ・・・厚いシムに交換いたします。

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シムの厚さは0.05mm単位で用意してありますが・・・

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微調整用にオイルストーンで研磨しながら0.01mm単位でクリアランスを調整いたします。これも自己満足の世界ですよね・・・(笑)。

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2012年11月19日 (月)

W800チューニング その25 リムの振れ取り

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

昨日の続きで、W800のフロントホイール(スポークホイール)の振れ取り調整です。スポークの張り方で縦ぶれ・横ぶれを微調整いたします。

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スポークの先にはネジが切ってあり、ニップルがナットのようになっており、このニップルを締めたり、緩めたりする要領で回しながらスポークの長さを微調整します。ハブの右側から出ているスポークを短くすれば、リムは右側によってきます。

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36本あるスポークを同じようなテンションで引っ張りながらリムの縦・横の振れを調整いたしますが、振れの目安は・・・わたくしは、やわらかいタイラップなどを当てて確認しながら作業いたします。とうぜん硬い物ではリムにキズを付けてしまいますし、タイラップならビヨンビヨン歪みながら触れてくれるので、その歪み方を見ながら微調整しやすいのです。

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ホイールを回しながら確認しながら、調整します。う~~ん完璧です!自分の仕事に酔いしれています!!

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2012年11月18日 (日)

W800チューニング その24 スポークニップル部のザグリ加工

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のフロントブレーキをドラム化いたします。キットのおすすめリムはアクロン製ですが、H型リムしかなく、正直精度が・・・という事で、今回はリムはノーマルを使用して、大径のドラムハブとの組込みなのですが・・・仮組みしてみますと・・・

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あらら・・・!リムのニップルの向きが合わずにスポークが歪んでしまいます。これではとっても危険ですので加工しなくては・・・

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ドラムのキットに入っておりましたニップルは左側ですが、純正っぽくしたいので、同じサイズの物をカワサキ純正の右側の物を用意いたしました。

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純正リムはアルミで厚みが4mmありますので、ニップルの入る穴をザグリ加工いたします。ひとつひとつ・・・リューターで丁寧に削っていきます。

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光明たんを使い、あたり具合をチェックしながらの加工ですのでとっても時間がかかります。全部で36ヶ所やるのですから・・・正直丸一日かかりました・・・

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やっと・・・仮組み完了いたしました!明日は、振れ取りの作業をレポートいたします。

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2012年11月17日 (土)

W800チューニング その23 リムの組み込み

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

ホイールハブ・リムをそれぞれバフ加工いたしましたので、組込みます。コレが気を使う作業なのです。せっかくピカピカになったリムを素手で触ると傷が付きますので、白い手袋をして作業いたします。

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スポークでカリッっとリムにキズを付けない様に慎重に作業いたします。

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リムの振れ取り作業も済ませ、タイヤもはめ込み ・・・はぁ~~一息です!白髪が10本ほど増えたかな?(笑)

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2012年11月16日 (金)

W800チューニング その22 ホイールのバフ加工

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のフロントブレーキをドラム化いたします。そのついでにハブやリムをバフ加工いたします。

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リヤハブは側面のみバフ加工いたしました。純正っぽくヘアラインを残した感じで、あえてピカピカにはしませんでした。

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フロントハブです。冷却フィンはシルバーでパウダーコーティングして、側面のみバフ加工いたしました。

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フロントのブレーキパネルも当然バフ加工いたします。良い感じでしょ?

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リムはノーマルのアルミリムをピカピカの仕上げにしました。鉄リムのメッキみたいです。さて・・・これらを組み付けるのは気を使いますね。素手では触れません・・・(笑)

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2012年11月15日 (木)

W800チューニング その21 フレームのパウダーコーティング

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のエンジンをメンテナンスしております間にフレームもメンテナンスいたします。ステムベアリング・スイングアームなどもグリスアップし直します。バラすなら・・・パウダーコーティングしますか・・・ということで・・・

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スイングアーム・スタンド・エンジンマウント・ステムなど、すべてパウダーコーティングいたします。

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パウダーコーティングとは、粉体塗装とも言い、まずはサンドブラストで今までの塗装を剥がし、塗装したい箇所に粉状の専用パウダーを静電気で付着させます。その後、高温の炉の中で焼き付けます。塗膜も厚く・強く、工具などで「ガッン」と当てても傷が付きません。飛び石程度ではビクともしません。静電気でパウダーを付着させるので、普通の塗装では塗れない奥の方・細かい隅の方までコーティングできますので、細かい部分のサビ防止にもなります。

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細かいネジ部分はマスキングいたしますが、念のためタップなどで修正いたします。実はこの作業が大変なんですよ・・・・・・・

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2012年11月14日 (水)

W800チューニング その20 フロントフォーク組み付け

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のアウターチューブをブラックにパウダーコーティングいたしましたので、組み付けます。オイルシール・ダストシールなどは新品に交換です。

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スライダーブッシングの切れ目の位置は車体に対して横方向にもってきます。これだけでフォークの「カタカタ感」はなくなります。

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オイルシールをインナーチューブに入れる際は、オイルシールのリップ部を傷つけないように細心の注意で作業します。ビニールをかぶせてスルスルっと入れます。

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フォークオイルの量は、専用工具で規定値にあわせます。オイルを入れてからしっかり上下に動かし、オイルの中の細かいエアを抜いてから、フルボトム時(スプリングなし状態)のオイルレベルをあわせます。余分なオイルは注射器に吸い取るような感じですね。

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これでバッチリです。ちなみにフォークオイルは10,000kmごとに交換することをおすすめします。オイルは劣化いたしますので、乗り味が徐々に悪くなりますからね・・・。

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2012年11月13日 (火)

W800チューニング その19 シリンダーのパウダーコーティング

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のシリンダー(シルバー)をブラック半ツヤにパウダーコーティングいたしました。・・・・・がぁ・・・・・やはり・・・・・失敗いたしました。

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見た目は完璧なのですが、よく見ると・・・スリーブが動いてしまいました。やはり高温でパウダーコートいたしますので精密に言えば良くない事だとは解かっていましたが・・・とほほほほっ・・・

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スリーブが0.2mm浮き上がってしまいました。念のためシリンダー内径も測定いたしましたが、パウダーコート前に比べると歪があります。スリーブをもう一度打ち込み、上面研磨して、ホーニングし直すぐらいなら、新品のシリンダー(スペシャルエディションのブラック仕様)を買ったほうがいいかもね。

ちなみにいつもは、シリンダーのリペアは、パウダーコーティングしてからスリーブの入れ替えやボーリングしていたものですから、今回みたいに精密に仕上げてある物をパウダーコートする事には抵抗があったのですが・・・・・良い勉強になりました。

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2012年11月12日 (月)

W800チューニング その18 キックを付けてみます・・・。

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のエンジンをバラしていますので、キックペダルも付けてみようと思います。ただし・・・キックでエンジンが始動できるか?は解かりませんが・・・とりあえず組み込みます。ステップやリヤブレーキペダルもW650用に交換しないといけませんので、意外にコストはかかりますが、やってみます!

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キックを付ける為には、一部ミッションギヤを650用に変更しないといけません。ギヤの大きさが違うので、キックユニットをそのまま「ポン付け」できません。それから・・・チェーンのサイズを650と800では違いますので、カウンターシャフトも変更しないといけないですね。

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2012年11月10日 (土)

W800チューニング その17 クランク・コンロッドのメタル合わせ

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のクランク・コンロッド・バランサーのメタル合わせをいたします。以前もお話いたしましたが、プラスチゲージにて隙間を確認して、メタルの厚さを選びます。

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メタルの厚さはそれぞれ3種類用意してあります。メタルのふちに色分けしてあります。

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左は黒、右は青の色のものです。クリアランスが狭ければ、薄いメタルを取り付けます。また、クリアランスが広ければ、厚いメタルを選択いたします。理想的なクリアランスは、0.038mmぐらいですね。なんどもバラシて組んでを繰り返しますのでいがいと大変なんですよ。

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2012年11月 9日 (金)

W800チューニング その16 WPC加工

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のクランクシャフト・カムシャフト・ベベルギヤ・トランスミッションなど金属パーツにWPC加工をいたします。

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WPC加工とは、金属成品の表面に同等以上の硬度を有する超微粒のショットを噴射速度100m/sec以上で噴射し、表面温度を上昇させることを特徴とする金属成品表面加工熱処理法で、ショットを噴射することにより、急加熱・急冷が瞬時に繰り返され、熱処理効果・鍛錬効果により加工強化が行われます。金属表面の残留オーステナイトの加工誘起マルテンサイト変態や高転位密度の加工硬化層の付与により結晶を微細化し、高硬度な組織が得られ、表面の内部圧縮残留応力も高めることもできます。

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効果といたしましては、①疲労寿命の延長 ②耐磨耗・耐ピッチング・耐チッピング性の向上 ③応力腐食・粒界腐食・電食等の防止 ④低温ゼイ性の防止 ⑤騒音の減少 ⑥電気抵抗を下げ磁界を安定させる など・・・たくさんの効果があります。

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今回は、その上からモリブデンショットをかけて、初期のなじみを良くするためにもう一手間かけております。エンジンの組み上げが楽しみです。表面はスベスベしていて、金属フェチにはたまらないですね。ご依頼いただいたお客様にも来てもらい触って頂きました。「う~~ん、いいね!良い感じ!!」って言ってました。

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2012年11月 8日 (木)

W800チューニング その15 コンロッドの重量合わせ

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のコンロッドも重量合わせをいたします。まずは重量を測定いたしますと、左右でおよそ1gの違いがありました。

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375gと376gです。今回はコンロッドの簡単な磨きもいたします。本体とキャップの部分を磨いていきます。さらに同じ重量にするために両天秤にかけていきます。

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キャップ部分は両天秤で確認すると問題ないので、本体だけで確認いたしますと・・・針が振り切れます。ここから磨き&重量合わせが始まります。

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慎重に磨いていきます。バランスよく上下左右を磨いていきます。もちろんキャップ部分も磨きが入ります。

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最終的には、コンロッド本体とキャップ・ボルト・ナットの総合で両天秤にかけて確認しながら修正していきます。けっこう微妙な削りで変わってしまうので、なんどもなんども確認しながらの作業になります。

組み上げたてエンジンを始動する瞬間が楽しみですね。

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2012年11月 7日 (水)

W800チューニング その14 ピストンの重量合わせ

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

本日は、またまた自己満足の作業のお話です(笑)。

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ピストンの重量を測ってみました。ピストン単体では199gです。2個あるピストンをそれぞれ測定いたしました。

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微妙な左右のピストンの重量誤差は両天秤にて確認いたします。この写真は調整後なので、ぴったりになっています。そのほか、ピストンピンやクリップ・ピストンリングなどもすべて測定いたします。

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実際には重いほうのピストンの裏側をほんの少しだけ削って軽いほうのピストンに合わせました。コレやったから特別なにかある訳でもなく、やらないよりやった方が良いかも的なことですが・・・・・これも・・・・・自己満足の作業ですよね。

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2012年11月 5日 (月)

W800チューニング その13 カムシャフトオイルクリアランス確認

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のヘッドをチューニングしておりますので、ついでにカムシャフトのオイルクリアランスを測定してみましょう。

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今回はカムシャフトもWPC加工&モリブデンショットをいたしましたので、写真で見ますと色が違ってみえます。手触りは・・・すべすべ・・・で金属フェチにはたまらない感触ですね。

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オイルクリアランスとはカムシャフトジャーナル部分(軸受け部)の隙間の事ですが、どうやってこの隙間を測定するかというと・・・「プラスチゲージ」という特殊な素材(やわらかいプラスチックみたいな・・・)のひも状の物を軸受け部に乗せます。そのまま仮組みをいたしまして、さらにまた分解いたします。

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バラシてみますと・・・先ほどの「プラスチゲージ」がつぶれていますので、そのつぶれ方を専用ゲージにて測定いたします。隙間が大きいとあまりつぶれませんし、隙間が狭いとたくさんつぶれます。そのつぶれ幅を比較して測定するのです。

上の写真では、今回は0.051mmのクリアランスという事になります。けっこうおもしろい作業ですよ。ちなみに、基準値から外れていれば、ジャーナル部分の修正をしますが、その方法はまた他の機会にでも・・・

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2012年11月 4日 (日)

W800チューニング その12 ヘッドのバリ取り

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のヘッドを分解しましたので、ついでにバリ取りをいたしましょう。

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カムシャフトのジャーナル部分やオイルラインの穴などを細かくチェックしてバリがあればスクレッパーや800番耐水ペーパーで取り除いていきます。

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けっこうたくさんありますね。老眼がすすんでおります私としては・・・けっこうつらい作業です(笑)。

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2012年11月 3日 (土)

W800チューニング その11 バルブのあたり点検

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のバルブのすり合わせをいたしましたので、あたり面が正確になっているかの確認をいたします。

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確認するには、光明丹(こうみょうたん)という物を使用します。朱色の粉をやわらかいオイルで溶かして使います。

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まずは、バルブのフェイス面に薄く塗布いたします。

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バルブをはめ込み、指で「ぎゅ~~っ」と押さえつけます。このときにバルブをまわしてはいけませんよ!あくまでも押さえるだけですよ!

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バルブを「そ~~っと」はずしますと、シリンダーヘッドのシート面に光明丹が付着いたします。シート面全体に色が付いているか確認いたします。今回は新しいエンジンですのでとうぜんOKですが、古いエンジンではヘッドの歪みやシートリングの編磨耗などで当たらないところもでます。そんな時は・・・シリンダーヘッドのシート面をシートカットという方法で修正いたします。

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2012年11月 2日 (金)

W800チューニング その10 バルブのすり合わせ

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

新車のW800をバラシて組み直しています。ヘッドを分解したついでにバルブのすり合わせをいたしましょう。バルブコンパウンドをバルブフェイスに塗布いたしまして、バルブタコ棒なるもので、バルブをくっつけてバルブをたたき回しながらすり合わせをしていきます。

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バルブとシートのすり合わせですが、エンジン性能でここのシール性が大切になるのです。

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左側がすり合わせした物です。シートの当たり幅はOKですね。・・・・・ぜいたくを言えば・・・・・当たり位置がもうすこし上でもいいかもしれません。

ちなみに、今の最新モデルのチタンバルブ採用の場合は、バルブコンパウンドですり合わせしたらダメですよ!特殊な材質でなおかつコーティングしてある場合が多いので・・・ちなみに・・・。

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2012年11月 1日 (木)

W800チューニング その9 ポートのバリ取り

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

W800のエンジンをメンテナンスいたします。シリンダーヘッドの分解してポートを確認すると・・・けっこう鋳型の痕やバリが残っていますので、きれいにいたしましょうかね・・・。

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インテークマニホールドです。けっこう荒い感じですね。

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まずは、リューターで大まかにバリや鋳型の痕を削っていきます。このときにポートを広げてしまうとエンジンの回転トルクが抜けてしまいますので注意して作業いたします。

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さらにリューターの目を細かい物にして磨いていきます。研磨するまでもありませんのでこんな感じで良いですよ。

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さらに、インテークのゴム製のインシュレーターとの段差もなくすように合わせて削っていきます。

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エキゾースト側もこんな感じですかね・・・

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シートリングとの段差もこの際ですからキレイにいたします。これも自己満足の淡々とした作業になります(笑)。

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