Z系のフレーム修正
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
Z系のフレームの修正でございます。はげしく転倒しますと、フレームのハンドルストッパー部を強く打ってしまい歪んでしまいます。実はコレが大変な事なんですよ!ステアリングステムのロアーべアリングのレース部分が歪んでしまうんです。
写真で見て解かりますように、レース部分が真円になってませんよね。こうなると・・・新しいベアリングレースを打ち込んでもガタが生じてしまい、ブレーキをかけたときなどにカタカタ動いて変な感覚になります。これはストッパーの突起部分がベアリングレース部分にくっついているから、ストッパー部に大きな力がかかると、レース部が歪んでしまうんです。さてこうなれば歪んだ部分を修正というより・・・作り変えないといけません。
まずは、ベアリングレース・ハンドルストッパー・ハンドルロック部分を作ります。
上下のレース部分を一度切り取り、溶接でくっつけます。けっこうコレが大変なんですよ!
新しく製作した上下のレース部分を溶接で着けた後に、マシニングにてベアリングレースを入れるために内径を加工いたします。加工してから溶接しても精度が出ませんとっ言うより精度よく溶接する事は不可能で、熱で歪んでしまいますので、後からマシニングで加工しないといけないのです。
ここまでできれば、GMDコンピュートラックで細部まで測定して、そのほかに歪があれば修正いたします。あとはフレームのペイントで完璧です!(ちなみに、フレーム修正はエンジンが搭載されていないとできませんので、エンジンを載せたり降ろしたりを繰り返さないといけないので、大変なんですよ・・・実は・・・)
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